やる気は「何かをやり遂げる」ことで供給できる

頑張れる人はまず最初にたくさん頑張ったからこそ頑張れている。やる気は使うことで増えていく。やる気が自然に湧き出てくるのを待つのではもっとやる気が減っていく。今は頑張れてもいつかきっとへこたれてしまうのではという危惧は、何もし始めていないものが抱く偽りの疑念である。何かをなすことで、さらに何かをなせる。さらに言えば、一歩踏み出してしまってから二歩目を踏み出そうとするのは、一歩目を踏み出す前よりずっと簡単であるように思えるだろう。二歩目を踏み出してからは、三歩目を踏み出すことへの躊躇は一歩目を踏み出す前よりずっと薄まっている。そうやって一歩ごとに意識が変わる。一歩ごとに強くなれる。やる気が一歩ごとに供給される。そしていつか目指すべき目標にたどり着ける。一歩目を踏み出せれば、目標までの99パーセントの道のりを進みきったのと同じである。あとはその場その場で増加していくやる気に身を任せていればよいのである。まず小さなことから達成していくのが肝要だ。そしてそれを達成したときにわずかでいいから達成感を覚えるのがいい。またそれが新たな行動につながるから。