未だかつてない文字の応用

文字はいろいろ加工されて使われる。応用されて使われる。大きくしたり小さくしたり、色をつけたり形を変えたり、さまざまだ。でも、まだ誰にもなされていない文字の加工の仕方があるはずだ。そう考えて僕は思考を巡らせた。手近にある物体を眺めてみる。ニンテンドーDSのパッケージ。友人から借りている逆転裁判4だ。四角い。これは文字にも形として応用されている。色がついている。これもだ。今度はパッケージの文字に注目してみる。大きかったり小さかったり。色がついていたり形が変化していたり。と、ここで思いつく。そういえば文字には動きがない。これか、と思う。

「き」という文字で「木」という意味を表現したいときには何もないところから「き」という文字がにょきにょきと生えてくる効果をつける。文字そのものを動かすのだ。うん、わかりやすいはず。

そういえば、匂いもまだ加工法としては扱われていなかったな、と思う。匂う文字、うん、いいんじゃないかな、なんてぼんやり考える。あ、点滅するとかどうだろう。お、点字みたいに一部が出っ張ってたりへっこんでたりとかどうだろう。さらには味付きとか。

発想と想像が相互に作用して洗濯機の中のようにぐるんぐるん巡る。ぐるんぐるん。そしてぶちあたる。こんなアナログな方法がネット全盛の今、実現すんのかな。

どうだっていいか。


個人的にはエロい文字というのを誰か発明してくれないかと切望しております。